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百合子の面白さ - K.Murano

2026/04/16 (Thu) 12:37:45

 今回、村野宏子(1926-2025)の「村芝居」「牛に追っかけられた話 他」を「水源地」10号に掲載させてもらったが、あそこに出てくる面目躍如な元気いっぱいの「多摩の子供たち」と、壷井栄(1899-1967)『二十四の瞳』の12人の子供たちとについて生前の母と比較談義したことがあった。

 それが動機の一つともなり「水源地」3号に「『二十四の瞳』覚書」を投稿した。その後、ベラルーシ在住の辰己雅子氏とそのグループによるロシア語訳『二十四の瞳』が同誌4号に投稿されるという嬉しい事件もあった。

 その頃、壷井栄のことを少し調べていて面白かったのは、彼女がプロレタリア文学の結社の事務員だったときに、その「語り」の才能に佐多稲子(1904-1998)が驚いて(その後はたぶん宮本百合子(1899-1951)もそうだったのだろう)、稲子と百合子が栄を作家として「文壇」に出すために奔走した、という事実だ。

 シベリア抑留のあと帰国し「極光のかげに」(1950年発表)を書いた高杉一郎(1908-2008)は1930年代に群像社の編集者で、栄の売り込みに百合子が社に乗り込んだ時のことを何かで回想していた。百合子は高杉にむかって、こういう趣旨のことを言い放った。すなわち、栄は特異な作風を有しているが、一個の作家として末永く育てるつもりでやってもらいたい、ぼろ雑巾みたいに使い捨てにしてもらっては困る。そうしたらこの私が承知しない、と。

 高杉がどう返答したかはその回想文には書いていなかったと思うが、私には百合子さんのドスを利かせた姿が眼前に見えるようで、おかしかった。

 戦後、高杉が百合子の自宅を訪ねて百合子と雑談をしていたところ、二階から亭主の顕治が降りて来て、『極光のかげに』を批判して、今後スターリンを批判したら承知しないぞ、とこれも(かなり見当違いの)ドスを利かせたとき、百合子はその姿に「唱和」しなかった。高杉も書いていたと思うが、百合子は慎重だった。彼女は1920年代のソ連の地を自分の足で歩いている。

 今回「水源地」10号にモスクワから寄稿してくださったスラショーワ女史は百合子の『新しきシベリアを横切る』のロシア語訳の本を上梓したばかりである。女史はソ連崩壊以後、百合子の文学も「流行おくれ」となった面があると述べているが、2008年の分厚い湯浅芳子との往復書簡集の刊行などもあり、フェミニズム、ジェンダーなどの観点からの研究も出てきているのではないか、と思う。

 

Re: 「壺井栄をナメるなよ!」 - K.Murano

2026/04/18 (Sat) 00:31:15

ひとり出版社「編集工房けいこう舎」から「日本文学+ねつれつ解説」シリーズ第1弾として壺井栄『妻の座』が昨年9月25日に発売されている。四六判、192頁、本体1700円+税。

この版元HPでの謳い文句はこうである。

     ━━━━━━━━━

壺井栄『妻の座』+【ねつれつ解説】

壺井栄をナメるなよ!

家父長制、シャドウワーク、女性蔑視、性別役割分業、ルッキズム・・・、

いまだ名付けられてもいなかった問題に、ニコニコお人好しのおばさんの素朴な善意が立ち向かう!

『二十四の瞳』の壺井栄もう一つの代表作!

     ━━━━━━━━━

この本については、みすず書房編『読書アンケート2025』(2026.2.16第1刷)で野口良平氏が言及している。

「ディストピアばりの現実を前にユートピア的構想力を失った言論状況に警鐘を鳴らす。この本を出した小説家栗林佐知の解説に、理想の穂先の輝きを感じた。」

      ━━━━━━━━━

 私はまだこの本を見たことがないが、この小説のなかで佐多稲子と宮本百合子と思われる人物が、壺井栄と思われる人物の行動に対して「冷たい」態度をとっているそうだ。

版元HPは以下。

https://www.keikousyaweb.com/刊行物/妻の座-ねつれつ解説-壺井栄をナメるなよ/

深水先生の「朔北雑感」 - K.Murano

2026/04/16 (Thu) 11:45:30

 札幌大学ロシア語学科に1970年代と80年代初頭に在籍し、先生の薫陶を受けた人にとってはとくに、これは思いがけない贈り物で、奇跡のような文章です。

 執筆から約半世紀後に今回「水源地」10号に公表されました。投稿してくださった娘さんのひろ子氏にあらためて感謝申し上げます。

『水源地』第10号 - 粕谷隆夫

2026/04/15 (Wed) 07:52:33

 今日4月15日 『水源地』第10号が完成。編集部の格闘の姿を遠くから眺めている。

 それよりも西岡水源池に初めて出会ってからもう50年以上が経っています。大学から30分の散歩。「人が誰もいない」。

 なんか、今も信じられない空間でしたね。

Re: 完成ではありません。 - K.Murano

2026/04/15 (Wed) 13:56:14

 4/15(水)、14時(頃)現在、まだ「目次」は完成していません。昨日編集長に送付した(校正済み)原稿3本が「目次」に載っていませんので。

Re: 閲覧は明日から - K.Murano

2026/04/15 (Wed) 13:58:52

 「水源地」第10号の発行日は明日4/16(木)です。閲覧は明日から可能となります。(以上、念のため)

Re: 「水源地」第10号/発刊 - 吉澤稔雄

2026/04/15 (Wed) 22:06:10

たいへんお待たせしました。「水源地」第10号、本日午後10時前、HP上に公開しました。URLは下記のとおりです。

https://suigenchicom.web.fc2.com/magazine.html

Re: 修正依頼メール、出しました - K.Murano

2026/04/15 (Wed) 23:54:21

 先ほど、吉澤さんへ、修正依頼のメールを出しました。
 よろしくお願い申し上げます。

Re: 感謝 - K.Murano

2026/04/16 (Thu) 09:40:56

 修正、確認しました。ありがとうございました。

「水源地」10月号の件 川上宏

2026/04/07 (Tue) 09:04:06

吉澤編集長と村野様には大変お世話になっております。
なんとか原稿が仕上がりましたが
村野様のメールアドレスが分かりません。

ご対応よろしくお願いいたします。

Re: 「水源地」10月号の件 - 吉澤稔雄

2026/04/07 (Tue) 09:10:01

小生宛てにメール添付で送っていただければ、小生から村野氏に転送します。

Re: 「水源地」10月号の件 川上宏

2026/04/07 (Tue) 10:05:42

承知いたしました。ありがとうございます。

これからお送りいたします。

よろしくお願いいたします。

こちらは桜、当別は残雪 - 粕谷隆夫

2026/03/31 (Tue) 07:47:38

 山田名誉教授、もう丸1年たちましたか。「ささやかなわくわく感」ときましたか。

 しかし厚田の港は懐かしいですね。

 まあ、年1回、峯雲先生と当別訪問は楽しみです。やはり今は亡き貴君のご尊父、ご母堂の思い出を感じられると涙腺が緩みます。

Re: 相変わらず - 吉澤稔雄

2026/03/31 (Tue) 10:08:34

相変わらずわざわざ画質を劣化さた写真を平気で載せてますな。それに、他人からの私信を勝手に公開していいのかな?

Re: 時の流れの速さよ - 粕谷隆夫

2026/04/02 (Thu) 10:19:54

 『水源地』を読み直していると、アッという間に時が過ぎゆく。「ビールを呑まないでね」と後ろから注意されます。編集部の力技で、書庫に眠る紙媒体からディジタル版になりいつでも画面に呼び出せる。吉澤編集長曰く、「われわれに残された時間はそう長くはない。それでもよいのか!」。本誌第3号の発行が2022年2月1日。同月24日、ロシアがキエフへ進軍。

 えッ、もうそんな昔。いやいや、10年前、2016年に、ミンスクで『ごん狐』が露語に翻訳されている。水源地第四号(2023年2月1日発行)編集後記。

Re: 驚くべき弁証法 - 吉澤稔雄

2026/04/03 (Fri) 08:31:43

正→反→合……いやいや、驚くべき弁証法的展開だな。

渋谷でK.ロシュコワさんの写真展示会が開催中 - K.Murano

2026/03/29 (Sun) 20:34:01

■PARCO MUSEUM TOKYO の以下のサイトで案内されています。
https://art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=1869

■東京新聞の記事もあります。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/476857

グラフィック・ロマン『ワッカナイ』のご案内 - K.Murano

2026/03/24 (Tue) 11:02:22


 樫本真奈美氏から以下の本の紹介文をいただきました。そのまま貼り付けます。
 ペテルブルグの<NoAge>という版元から本年、刊行されました。以下のサイトでこの本の表紙や本文のイラストを垣間見ることができます。邦訳はまだありません。
 →https://godliteratury.ru/articles/2026/02/13/vakkanaj-poslednij-russkij-sled-v-iaponii?ysclid=mn3y1qi0cr551223523

      ━━━━━━━━━━

自身の旅の記憶と稚内の情景を編み込んだ書籍『ワッカナイ』は、かつてサハリンとの交流に沸いた街の雰囲気を、鉛筆と水彩の淡いタッチで描き出した一冊です。

チューミンさんが初めて稚内を訪れたのは2023年末のこと。

彼を驚かせたのは、商店街の看板や標識に溢れるロシア語だったそう。しかし、そこにはロシア人たちの姿はありません。

「自分の国の言葉がこれほど溢れているのに、誰もそれを読んでいない。まるで『幽霊の言語』のようでした」

この強烈な違和感と、故郷に似たどこか懐かしい北国の空気感が、彼の創作意欲を突き動かしました。

書籍『ワッカナイ』は、全120ページにわたり文章が一切ありません。言葉を排し、読者の想像力に委ねる物語です。

モスクワのイラストレーター、カーチャ・ブロフキナさんと共に1年をかけて制作された本作は、4コマ形式のイラストで静かに進みます。

描かれる風景は、ロシア語が残るアーケード、ノシャップ岬から望むサハリンの影、街中を歩くシカ、そして今は閉店した老舗喫茶店「北門館」等々・・・。

セリフを排した理由について、チューミンさんは「日本人が見るロシア語と、ロシア人が見るロシア語では印象が異なるはず。自由に解釈してほしい」と語る。

消えゆく店や薄れゆく交流の記憶を、彼は「はかなさ」として作品に封じ込めたのです。

2026年3月、4度目となる稚内訪問を果たしたチューミンさんは、地元の関係者と交流を深めました。ウクライナ侵攻以来、途絶えてしまったサハリンとの定期航路や経済交流。政治的な解決が難しい局面だからこそ、彼は「アート」という共通言語の可能性を信じています。

今後は、稚内の中央商店街に世界中のアーティストが集まるような拠点を作る構想や、本作の日本語版出版も視野に入れているとのこと。

「かつての活発な交流を思い起こし、いつかまた以前のような関係が戻る日が来ることを願っています」

草の根交流は大切。絶やさないようにしたい。

      ━━━━━━━━━

Re: グラフィック・ロマン『ワッカナイ』のご案内 - 粕谷隆夫

2026/03/25 (Wed) 09:26:21

 しかし道内の街でも、稚内は独特の雰囲気に包まれていますね。あの街を散策すると妙な空気と喉の渇きを感じます。

 すなわち寒冷の中でもビールが美味い。

わたくしも来年後期高齢者です。 - 粕谷隆夫

2026/03/23 (Mon) 08:13:13

 小学生時代、夏休みに入るとすぐに、妹と小生は、上野駅から奥羽本線に放り投げられます。目的地は大曲駅。

 叔父さん、叔母さんが迎えに来ている。

 あの時代はいったい何だったのか?

樫本真奈美氏の講演会のご案内 - K.Murano

2026/03/19 (Thu) 10:12:36

 「水源地」でもユーモアあふれるロシア風呂の話など健筆を揮われてきた樫本真奈美氏のレクチャーが都内であります。ふるってご参加ください。(以下、桑野塾からのメール連絡をそのまま貼り付けました)

     ━━━━━━━━━━━━

日時:4月4日(土)15:00-18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館 682教室

報告者:樫本真奈美
報告タイトル:「ユル・ブリンナー:日本・ロシア・アメリカを繫いだ宿命の家族史」

予約不要、どなたでも気軽にご参加ください。
懇親会はワリカン&事前予約 
懇親会お申込: masakatsuishii@gmail.com(石井将勝)

【内容】

1950年代から一世を風靡した世界的な俳優ユル・ブリンナー。出世作のミュージカル『王様と私』をはじめ、映画『十戒』や『追憶』、『荒野の七人』といった名作に出演し、世界中のファンを魅了した。

ユル・ブリンナーは、ロシア、ウラジオストク生まれのロシア人だった。ブリンナー家は、実は日本ともとても深い縁がある。

祖父ユリウスはスイス人の実業家で、明治時代に日本にやって来て長崎、横浜に約10年暮らした。ユリウスは日本人女性と家庭を築き、その子孫はユルの生涯の親友でもあった。アメリカ人貿易商の会社に勤めるうちに海運業、林業に注目し、ウラジオストクに拠点を移して「ブリナー商会」を創業、鉱山業や木材業にも着手して極東ロシアの開発と発展に貢献した人物である。朝鮮半島北部の森林租借権をめぐるユリウスの行動が結果的に日露戦争開戦の経緯に関わることにもなった。

ユルの父、ボリスは兄妹と共にユリウスの産業を引き継ぎ、優秀な実業家として才能を発揮した。ロシア革命の波が極東ロシアを襲い、ブリナー(ユルの代からは「ブリンナー」)家が「ブルジョアで人民の敵」となってからも勇敢にソヴィエト政権と交渉をしたが、逮捕、投獄の危険が及ぶと命がけでソ連を脱出した。再婚したモスクワ芸術座の女優コルナコヴァがユル・ブリンナーの俳優の道を決定づけた。

『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路』(群像社、2023年)の著者ロック・ブリンナーはユル・ブリンナーの長男で、曾祖父ユリウス、祖父ボリス、父ユル、そしてロック自身の人生をそれぞれの時代背景とともに記し、四世代の記録を家族史としてまとめた。

ロック自身はダブリン大学で哲学を修め、ザ・バンドのライヴやモハメド・アリのマネージャーまで務めた経歴を持つ。

日本、ロシア、アメリカを中心に、約150年におよぶ近代史を背景にユル・ブリンナー家の知られざる活躍を明らかにする。

      ━━━━━━━━━━━━

第一の矢 - 粕谷隆夫

2026/03/19 (Thu) 09:35:56

 スズキの中国撤退には非常に驚きましたね。もう製造ラインはすべて撤去され、がらんどうの工場外壁しかなし。自動車の製造に関しては、裾野が広い。第一次、二次の下請け工場、そして労働者の飲み屋街、商店・・・何万人ものの人が口に糊している。

 スズキの基幹工場が消え去るとひとつの都会が消え去ります。露骨に技術を移転させる要求を表に出すのは、共産党のアホはいつまでもアホのままですね。小生が20歳代に出現したアルトにもビックリした思い出が残っております。

 第二の矢はホンダ、第三の矢はトヨタでしたね。(もちろん撤退の内容と方法は違いますが)

原稿締切りまで一カ月 - 粕谷隆夫

2026/03/09 (Mon) 09:15:18

 『水源地』第10号の原稿締切りまでちょうど1ヶ月です。よろしくお願いいたします。

 締め切り:2026年4月9日(木)
 
 原稿送付先:編集部 村野氏宛てメール

Re: あれから54年 - 粕谷隆夫

2026/03/17 (Tue) 08:52:40

 イタリアの冬季オリンピックも終了。スケートは1891年(明治24年)、新渡戸稲造が留学先の米国からスケート靴を札幌農学校に持ち帰ったのが日本伝来の定説。

 「寒気峻烈、気温零下15度に達し、氷質は絶好のコンデション」ときたもんだ。東京日日新聞昭和6年1月9日夕刊一面。

 写真は、札幌冬季オリンピック開会式の真駒内。小生20歳。札大露語に入学した年でしたね。

ウパシチリ - 粕谷隆夫

2026/03/06 (Fri) 08:54:43

 我が家の狭い庭の辛夷にちらほら花が開いてきました。急に春の香りに包まれてきましたね。コブシという名前は、つぼみの形が赤児の拳を連想させるからだという。

 牧野富太郎・大先生は、日本のコブシと中国の辛夷は別物だとおっしゃています。こちらは酔っぱらっておりますので、古武士という文字を連想してしまう。

 花籠に皆蕾なる辛夷かな  (正岡子規)

 札幌の友人たちから「峯雲先生と一杯やりに来い」といつも言われますが、「よせやい、まだまだ雪景色だろう」と返事しています。

No War! / Нет войне! - K.Murano

2026/03/05 (Thu) 22:51:44

 トランプの所業にはうんざりだが、ネットで米国のジェーン・フォンダ(88)が反戦デモに参加したことを知った。→
https://news.yahoo.co.jp/articles/078e56390a5db03f382a9f79bdffffd39305065e

       ━━━━━━━━━━━━

【SPURセレブ通信】

 俳優で活動家のジェーン・フォンダ(88)が、2026年2月28日(現地時間)、ロサンゼルス中心部で行われた反戦デモに参加。アメリカとイスラエルがイランへの共同攻撃を開始したことに対し、抗議を行った。

(中略)

 群衆の前に立ち、「今この瞬間にも、親たちは瓦礫の中から子どもたちを引き出している」と力強く語り始めたジェーン。

(中略)

 「これは再び、虚偽の情報に基づいた戦争だ。私はベトナム戦争を思い返さずにはいられない」と切り出し、「歴史の教科書には書かれていないが、(当時の)アメリカの反戦運動はあの戦争を終わらせるうえで大きな役割を果たした」と語ったジェーン。

 そしてこう続けた。「私は心から信じている。この国の多くの人たちがベトナム戦争、イラク戦争、アフガニスタンでの紛争、その他の不要で不法な争いに対して、声を大にしてはっきりと言うことができると学んできた。私たちアメリカ合衆国の人々は、トランプ政権に伝えるためにここにいる。あなた方は私たちの名のもとにこの戦争を遂行するかもしれないが、私たちの同意を得て、ではない!」。

 さらにジェーンはトランプ大統領を激しく批判。「トランプは悲しく、常軌を逸した男だ。彼は多方面で戦争をしている。彼は民主主義に、私たちの憲法上の権利、とりわけ修正第1条、言論の自由と集会の自由に対して戦争をしている」などと述べた。(後略)

  ━━━━━━━━━━━━

川上兄からのうれしい報告 - 粕谷隆夫

2026/03/02 (Mon) 09:51:05

 わが忍岡高校の自慢は弓道部。小生が在学中当時も、東京都の大会で優勝していましたね。文化部は演劇部がすごかったです。

 川上兄から写真が公開されました。むかし体育祭で陸上部がタイムを取りながら参加していましたが、演劇部が多彩な服装でなだれ込んできて、トラック上で大乱闘になってしまったが、なつかしい思い出です。

もはや残日録に入りましたね。 - 粕谷隆夫

2026/02/25 (Wed) 09:15:07

 弊社は2月末決算。銀行3行の担当者が出入りしている。アル中の専務は無視されています。

 「勝手にしやがれ!」。

Re:過ぎ去った時間 - 粕谷隆夫

2026/02/27 (Fri) 09:39:31

 会社の倉庫を少し整理すると、もう過ぎ去った過去の時間、それもわたくし自身の時間がひょっこり出てきてビックリしますね。

 写真は雪景色の西岡水源池。そうそう、『水源地』第10号の原稿締切りは4月9日です(送付先:村野氏宛てメール)。よろしくお願いいたします。

Re: 原稿は粕谷発行人へもどうぞ! - K.Murano

2026/02/28 (Sat) 21:21:49

 これまで「水源地」に寄稿した方々のなかに私がそのメールアドレスを知らなくて、粕谷さんのほうでご存じの方々もおられます。そうした方々へは粕谷さんのほうからアプローチをかけて、原稿をメールの添付ファイルでいただいてください。

 つい最近、乗松亨平『ロシア宇宙主義全史 神化思想からトランスヒューマニズム・人新世へ』(講談社選書メチエ、2026.1.14第1刷)(2100円+税)を通読したのですが、ロシア人のなかには「とんでもない」ことを考える人間がいることがよくわかる本です(とはいっても私の脳髄にはむつかしかったですが)。なんせ、人類誕生から今日までに出現した個々の人間のすべてを「再生」させるプロジェクトなんてあるわけですので。これが遠い(?)将来に実現したら、我々はまた地球(があれば)のどこかでお会いできるわけです。

 なかなか面白い本なので、粕谷さん、一読をお勧めします。

 ちなみに、この本の「第5章 ヴェルナツキー 進化の統御(不)可能性」の主人公のヴラジーミル・ヴェルナツキー(1863-1945)という学者は「水源地」に少し拙訳を載せましたが、コロレンコ(1853-1921)の third cousin に当たります。

Re: 「水源地」 - 天道公平

2026/03/15 (Sun) 20:34:18

以前、乗松享平さんはある座談会でこんなことを語っていました。

「イリインについては、わたしは今回初めてきちんと読みました。座談会の直前にエヴラームピエフの『ロシア哲学史』が翻訳されましたが、イリインにかんしては、この中の一章がおそらく日本語で読める唯一のまとまった論考です。」

この発言が事実でないことは、雑誌「水源地」の読者ならば気付くはずである。イーゴリ・エヴラームピエフの『ロシア哲学史∶〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克』(水声社、2022年)の刊行された年の2月には「水源地」第3号が発行されており、渡辺雅司先生によるアレクサンドル・キセリョフのイワン・イリイン論「哲学者の歌う心」を読むことが出来ているからである。

乗松享平さんが「水源地」の存在を知らないのは当たり前のことですが、私が指摘したいのは、「水源地」で渡辺先生の翻訳を読めるということが、どれほどの恩寵なのかを少しは知ってもらいたいということです。

乗松享平さんのような専門家でさえ、イリインをきちんと読むのは初めてだと言っているぐらいですから、イワン・イリインは日本ではほとんど読まれていないと思いますが、エレーナ・ペトロフスカヤ(美術批評家、思想誌『青いソファ』編集長)によると、「ベルジャーエフとイリインは、いまロシアでは下院議員のだれもが読んでいますね。」というぐらい読まれているそうです。なぜそんな事態になっているのかといえば、この二人の哲学者はプーチンのお気に入りで、大統領演説の中で言及しているからです。国家公認というわけです。

今のロシアという国を知るために、渡辺先生の訳業がいかに貴重なものであるか少しは伝わったでしょうか?「水源地」にアクセス出来る喜びが少しは増したでしょうか?

Re: 感謝 / スパシーバ! - K.Murano

2026/03/15 (Sun) 22:01:39

 天道さん、ありがとうございました。

 ご投稿はコピーして渡辺先生へ送付します。先生にとって励みになるのでは、と思います。

 三日月書店のほうですが、その後、女性店員に天道さんの当店訪問記の感想を聞き出していません。あしからず。彼女が国分寺市の出版社のかたと雰囲気がどこか似通っているのではないか、という天道さんの推測にはちょっと驚きました。当たっています。

 「水源地」は4月で第10号です。短いものでも結構ですから、気軽にご投稿ください。


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