
祝・受賞:皓星社&エトセトラブックス - K.Murano
2025/11/24 (Mon) 01:12:42
最近の新聞記事で知りましたが、「水源地」寄稿者の一人である樫本真奈美氏の訳著の版元の皓星社が以下の受賞をしました。おめでとうございます。
念のため、樫本氏のその訳著を挙げておきます。
1)『 2 時 間 で 逢 え る 日 本 ウ ラ ジ オ ス ト ク ( 日 本 語 版 )』、 監 修 : ゾ ー ヤ ・ モ ル グ ン 、 訳 : 樫 本 真 奈 美 、 小 川 久 美 子 、 清 水 守 男 、 晧 星 社 ( 販 売 元 )、 2020年 6 月 刊 。
2)『舟 北方領土で起きた日本人とロシア人の物語』マイケル・ヤング著、樫本真奈美訳、晧星社、2024年6月30日初版第1刷発行。
「中小出版社の優れた出版活動を顕彰する」というその「賞」の今回の内容は以下の通りです。(作品・著作者を表彰する賞は多いわけですが出版社への「賞」というのは珍しいです)
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https://www.azusakai.or.jp/jyusho_2026.html
第41回梓会出版文化賞 受賞者一覧(敬称略)
(以下、賞名、受賞者、副賞の順)
●第41回梓会出版文化賞/(株)エトセトラブックス(東京都)/賞金80万円
●同 特別賞/(株)太田出版(東京都)/賞金40万円
●第22回出版梓会新聞社学芸文化賞/(株)クオン(東京都)/賞金50万円
●同 特別賞/(株)皓星社(東京都)/賞金40万円
【選考委員・新聞・通信社】
●「梓会出版文化賞」選考委員(50音順・敬称略):
五十嵐太郎、内澤旬子、小野正嗣、加藤陽子、藤原辰史。
●「出版梓会新聞社学芸文化賞」選考新聞社・通信社(50音順):
新聞社6社:朝日新聞、産経新聞、東京新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞 / 通信社2社:共同通信、時事通信。
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ちなみに、上記「第41回梓会出版文化賞」受賞者の(株)エトセトラブックスの以下の新刊が今、店頭で発売中です。
『私の愛するロシア プーチン政権から忘れ去られた人びと』、エレーナ・コスチュチェンコ著、高栁聡子訳、(株)エトセトラブックス、2025年11月20日初版発行。
私は今、半分ほどまで読み進めていますが、この著作にアネクドートが一つ、ありました(170頁)。以下、引用しておきます。
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イギリス人、フランス人、ロシア人が宇宙人に誘拐された。別々の部屋に閉じ込められ、各人に鉄球がふたつずつ与えられた。1時間後に戻るから、我々を驚かせてみろと言われる。驚かせられなければ、実験用に切り刻むと。
1時間後、イギリス人のところに行く。彼は球と球をぶつけている、ビリヤードだという。宇宙人はそれを見て、何も驚くことではないと言う。イギリス人はバラバラにされた。
フランス人のところへ行く。彼は球でジャグリングをしている。何も驚くことではない。フランス人はバラバラにされた。
ロシア人のところへ行く。彼は寝ている。宇宙人は彼を起こし、球はどこだと訊く。ロシア人はこう答える━━ひとつは割った、もうひとつは失くしたと。
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Re: 祝・受賞:皓星社&エトセトラブックス - 樫本真奈美
2025/11/24 (Mon) 10:31:14
アネクドート、笑いました。
国民性をよく表しています。同じく、国民性を表すアネクドートをひとつ。
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フランス人、アメリカ人、ロシア人が無人島にやって来て、そこに神が現れて言った。
「2つだけ願いを言いなさい、叶えてあげよう」
フランス人が言った:「女をくれ、それと帰国だ」
アメリカ人が言った:「金が欲しい、それと帰国だ」
ロシア人が言った:「ウォッカをひと箱、それと飲み仲間だ。そうだ、あの2人を呼び戻してくれ」
Re: 祝・受賞:皓星社&エトセトラブックス
- K.Murano
2025/11/25 (Tue) 20:05:02
アネクドートに詳しい美水氏へ、樫本さんのあと何か続けてくださいと依頼したら、以下のアネクドート2編をメールで知らされました。
ご本人の了解を得て、本ブログに掲載する次第です。ちょっとシリアスな感じの内容ですが・・・。
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お二方とも人種に関するアネクドートなので、僕もそのあたりのお話を選んで以下2話;
1.
「私はアジア人であることを誇りに思います」とアジア人は言いました。
「私は黒人であることを誇りに思います」とアフリカ人は語りました。
「私は白人であることを誇りに思います」と、その人種差別主義者は語りました。
2.
懺悔の際、そのアイルランド人は言いました。
「神父様、お許しください。私は罪を犯しました! 先週、イギリス人二人に会って、彼らを殺してしまいました...」
神父様はお答えになりません。
そのアイルランド人は懺悔の言葉を続けます。
「...それから奴らの中尉の後を追い銃撃しました」
またもや帰ってくるのは沈黙だけです。
「神父様、なぜお黙りなのですか?」
「君が自慢話を終えて、自分の罪について懺悔するのを待っているのだよ。
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Re: ユル・ブリンナーとアネクドート
- K.Murano
2025/11/25 (Tue) 20:19:12
上記、書き落としましたが、樫本氏のもう一つの訳著『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路』(群像社、2023年刊)の主役ユル・ブリンナーはディートリヒ、ヘプバーン、バーグマンなど大女優たちと親しく、自ら得意の写真撮影をしていたわけですが、ひょっとしたら、ロシア風のアネクドートを会食の際などで披露して、彼女らを笑わしていたのではないか、と、ふっと思いました。
大都市札幌 - 粕谷隆夫
2025/11/15 (Sat) 07:48:55
ホテル35階の部屋からパチリ。大都市札幌の風景。山並みが美しい。
峯雲先生とふたり、札幌を去った翌日に初雪。うれしいのか、哀しいのか。
劣化した画質 - 吉澤稔雄
2025/11/15 (Sat) 22:07:50
デジカメ写真(ディジタル・データ)→コピー複合機で出力(アナログ・データ)→複合機でスキャン(ディジタル・データ)……劣化した画質の理由はこれ。
前にも指摘していますが、何故ディジタル・データをそのまま添付しないのか。わざわざコピー出力する必要などないのに。ひょっとして写真のサイズを調整する方法がわからないのか? Googleで検索するとか、誰かに聞くとかすればよいのにねぇ……。
新しい課題 - 粕谷隆夫
2025/11/12 (Wed) 07:05:36
今回、いろいろな方々に再会し、話は尽きませんでしたが、昭和100年、戦後80年という厳しい時代を過ぎ、「さてさてのんびりするか」となるかと思ったが、そうはなりません。
すなわち【空き家の問題】が目の前に浮上してきたのです。これも少子高齢化の流れですか?
山田大先生の運転で石狩当別の風景を楽しみましたが、あの実家がもう10年以上空き家になっているのに驚きました。峯雲先生も、「懐かしい山田家」と言っていたが、思い出は50年以上前のこと。山田家に一泊した吹雪の中、札沼線の当別駅までレールの上を歩きました。近道だというが、列車が近づく幻音に恐怖しました。駅には札幌に通勤する人がたくさんおりましたね。
あれから50年。父母が亡くなって、農業を放棄して札幌に行ってしまい、空き家になっている家々が多くなってしまっていると言う。
写真は懐かしの山田先生の空き家・実家です。「でも、兄弟は四人もいたのに・・・」。
街頭インタビュー - 川上 宏
2025/11/10 (Mon) 19:13:24
上野界隈をぶらついていたら、TBSのアナウンサーがマイクを持って近づいてきて「今日から台東区がお米券を配布しますが、ご意見をお聞かせください」。
5分近く意見を述べさせていただいたと思いますが、ほんの1~2秒だけチラッと切り取り挿入されただけでした(笑)。
https://youtu.be/BpsiPGZ6-p0?si=Ip9s579eip6KYDtu
Re: 街頭インタビュー - 吉澤稔雄
2025/11/10 (Mon) 22:34:53
YouTube見ましたよ。確かにほんの一瞬でしたね。
Re: 街頭インタビュー - 粕谷隆夫
2025/11/11 (Tue) 06:41:56
朝、会社に来て、見ました、見ましたよ。
お米券、喜んでいましたね。
Re: 街頭インタビュー - 川上 宏
2025/11/11 (Tue) 08:55:55
最初「あまり嬉しくないですね」と言ったら白けた空気になり、アナウンサーから少しは嬉しいでしょうと誘導され、嬉しい
画像が欲しいんだなあと了解し、こういう発言になりました。
そもそも私、台東区民ではないから、逆立ちしても貰えないです。
昨日は立冬 - m. arita
2025/11/08 (Sat) 12:56:21
Re: 個人情報の取り扱い - 吉澤稔雄
2025/11/11 (Tue) 16:34:58
粕谷殿、他人の個人情報の取り扱いには注意が必要と思いますね。そもそも私信の公開許可は受けていますか?
いつまでも晒しておくわけにはいかないので、私の方で個人情報に関わる部分を修正しておきました。(2025.11.13)
八王子盲学校学園祭出展 - 草野義彦
2025/11/02 (Sun) 22:06:23
先日、八王子盲学校の学園祭に“みんなが楽しめるユニバーサルデザインの絵本とオモチャ”の展示をして来ました。
前回はオープンスクールでの展示でしたが、今回は学園祭ということでひと教室を使って展示することができました。
おもに小学部の子ども達が来てくれました。今は医療が進んだのでほとんどみんな弱視の子ども達で、予想以上に集中して遊んでくれました。
いろいろ学ぶことができ、これからの意欲にもつながる良い機会になりました。
Re: UD → フョードロフ博士と日本人 - K.Murano
2025/11/03 (Mon) 19:41:46
私は不勉強で「ユニバーサル・デザイン」(UD)のことはまるで(と言っていいほど)知りませんでした。グーグルで検索したら、すぐにAIの懇切丁寧な説明が出てきました。
「バリア・フリー」との違いなど、勉強になりましたが、考えてみれば、Ai自体が草野さんのようにユニバーサル・デザイン絵画作品を「自らの手」で制作した上で見解を執筆したわけではないでしょう。コンピュータがらみ、ロボットがらみの造形は(どの程度か?)可能なのかもしれませんが。
草野さんが紹介した写真の中の子供達を見ていて思い出したのは、(故)フョードロフ博士のことです。近視眼治療の独創的手術を開発したと言われるかたで、一時、日本からツァーを組んで博士の治療を受けにアエロフロート機に乗って出向く日本人の方々もいました。
ロシア人の間では、フョードロフ博士が目の不自由な子供たちの治療にも貢献した、と話すひともいます。
このフョードロフ博士の弟子筋の日本人眼科医の奥様(ロシア女性)がかつて某大学の先生で、ペレストロイカ時代(80年代後半)には、仕事上たいへんお世話になりました。残念ながら去年、他界されましたが・・・。
それにしても、本(Book)自体がユニバーサル・デザインそのもの、といった形態の本を、ロシアの版元が出したことがあるのかどうか、よくわかりません。
ただしこのデザインを説明した本は2013年にモスクワの「タトリン」出版社から刊行されています(100頁余の本)。タイトルを逐語訳すると以下。(私は手に取ったことがなく、すべてネットからの知識)
『インヴァリド(身体障がい者)が見た<立ち入り可能な環境>とユニバーサル・デザイン 基礎講座』(Доступная среда и универсальный дизайн глазами инвалида. Базовый курс)。
著者はエレーナ・レオンチエヴァ(Елена Леонтьева)。
浦潮だより - 樫本真奈美
2025/11/02 (Sun) 20:33:42
在ウラジオストク総領事の毛利忠敦さんが
「浦潮だより」というのを書かれているんですが、
最新の記事を「ユル・ブリンナー伝説」というタイトルで更新されました。
拙訳『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナーの旅路』も読んでくださったようです。
ここに出てくる「ウラジオストク映画協会会長のアレクサンドル・ドルダさん」というのは、ロック・ブリンナーを最初にウラジオストクに来るよう誘い出した人物で、本の中にも出てきます。
数年前、ドルダに日本語版を数冊託したのですが、
うち一冊が毛利さんの手に渡ったようで嬉しいです。
☟在ウラジオストク日本国総領事館HPでご覧ください!
https://www.vladivostok.ru.emb-japan.go.jp/itpr_ja/urajio_dayori_25.html?fbclid=IwY2xjawN0HrxleHRuA2FlbQIxMQABHk3NuWt1Ljkn5VUS13gGoZelllcy2ZD2hTs5ZZKbe73CGQpvwiVA1p2weWGa_aem_eP98JfRr6a-WNtFp1ghGEQ&brid=kjBOhHj7D00kgaVg7RXFQQ
『私の愛するロシア プーチン政権から忘れ去られた人々』のご案内(11/17発売) - K.Murano
2025/11/02 (Sun) 11:13:51
『私の愛するロシア プーチン政権から忘れ去られた人びと』
エレーナ・コスチュチェンコ 著
高柳聡子 訳
定価3000円+税/四六変・並製/496頁/装丁:福岡南央子(woolen) /発売2025年11月17日/原題 Моя любимая страна/ISBN978-4-909910-33-2/版元etc.books
以下は版元HPから:
「プーチン政権批判の最先鋒『ノーヴァヤ・ガゼータ』紙に17年間つとめたジャーナリストによる、渾身のルポルタージュ。
戦争にひた走るロシアにおいて、モスクワから遠く離れた地方の自動車道で〈身を売る〉女性たち、廃墟で暮らす未成年の子どもたち、国営の障害者施設、忘れられた公害、隠蔽された学校占拠事件、迫害される少数民族、性的少数者……
政権下において周縁に追われ隠されてきた人びとの声を伝える記事と、真実を語る記者としてそしてLGBT活動家として戦ってきた自らの半生を交互に綴る。2024年プーシキンハウス図書賞受賞。」
Re: 『私の愛するロシア プーチン政権から忘れ去られた人々』のご案内(11/17発売) - 樫本真奈美
2025/11/02 (Sun) 12:26:40
村野さま、情報ありがとうございます。
アマゾンで予約しました。
三日月書店オープンのご案内 - K.Murano
2025/11/01 (Sat) 22:57:58
先月11日に、東京の中央線国立駅北口から徒歩5分もかからない場所に、小さな古書店がオープンしました。名は「三日月書店」。そのHPは以下。
https://www.mikazukibooks.com/
このHPから「目録7号PDF版」にアクセスできますが、そこでは全1723点が案内されており、うち和書は100点だけ。残りは主要欧米語とアラビア語、イラン語などの「東洋学」関係の書籍が目立ちます。
ただし、店頭には「東洋学」関係のみならず、様々な分野の専門的な和書が多いです。
ロシア語の古本も少し店頭にあります。ロシア未来派のポエム関連のもの、など。
今月1~3日は、国立駅から一橋大学にかけての通り沿いが「天下市」のイベントで屋台が沢山並び、にぎわっています。
当地へ来られることがあったら、三日月書店に立ち寄られんことを!
「第88回桑野塾」のご案内 - K.Murano
2025/10/31 (Fri) 12:30:58
第88回 桑野塾
日 時 2025年11月29日(土) 午後3時~
会 場 早稲田大学 戸山キャンパス 36号館6階681教室
【早稲田大学Webサイトのキャンパス地図&交通アクセス】
【内 容】
●「ウクライナ侵攻下のロシア駐在体験&政治とバレエについて」中村 有紗
●「石巻の桑野塾――石巻学と石巻学プラスワンの10年」大島 幹雄
申込み 不要 直接会場にお越しください
参加費 参加費は無料です(懇親会はワリカン)。
懇親会 要申込み(11月26日(水)までにメールでお申込みください)
【問合せ・懇親会申込み】石井将勝(いしい・まさかつ) E-mail:masakatsuishii@gmail.com
講演会終了後、18時より懇親会を開催します。